ポンセナ氏からのメッセージ
代表理事
親愛なる皆様方へ,
Chres Village School and Orphanage 及びその運営組織である SOCPLSDO は、非営利(NPO)、非政府 (NGO)及び非政治的活動組織としてポンセナ氏とその家族たちによって、シェムリアップから約13キロ離れたバッコン地区という農村に設立されました。この村にはダムナック寺院があり、シェムリアップにはインドシナ半島最大の湖、トレンサップ湖もあります。シェムリアップ州の人口はおよそ75万5千人、そのうちの36万9千人が男性38万6千人が女性と若干女性の比率が高い(女性51.2%) 地域で、全世帯のうち32.4% は女性が世帯主となっており、12の行政区、100の地域及び882の村から成り立っています。シェムリアップ行政区がシェムリアップ州の中心部です。
シェムリアップはアンコールワット歴史公園があることなどから観光都市として世界的に有名ですが、皮肉なことにカンボジアで最も貧しい州であることもまた有名な事実です。ポルポト政権による大量虐殺の後も、外国による占領と内戦によりシェムリアップを含む国内のいたるところが廃墟のまま放置されてしまいました。この期間に200万人以上の人々が殺されたり身体に障害を負ったとされておりますが、それだけではなくさらに数え切れない数の人々が飢餓や病気、過労や拷問や処刑により命を落としたり身体障害者となったという、虐殺の記憶は肉体的にも身体的にも人々の生活に大きな影響を及ぼし、多くの人々は愛する家族と再びめぐり合うことが出来ませんでした。特に両親を失ってしまった孤児たちは保護してくれる者も無く、道端や田んぼに転がる死体とともに生活をしているような状況でした。
今日現在までも残る戦争がもたらした傷跡は、食料やきれいな飲料水の深刻な不足、地雷の被害により手足を失った人々、そして私たちが保護しているような子供たちです。カンボジア王国政府は内戦終結後より、このような状況を打開するために多くの努力をしてきました。しかしながら依然国内の貧困率は非常に高く、多くの人々が貧しい暮らしを強いられています。これはひとえに彼ら貧困層の人々の教育水準の低さに起因するものと考えられています。そして実際問題としてストリートチルドレンや孤児、貧困家庭の子供たちはきちんとした教育を受ける機会がありません。
そういった理由から私たちの家族は、貧困家庭の子供たちや孤児たちにも一般的な子供たちに負けないような教育を受ける機会を提供したい、そのためにありとあらゆるサポート体制がとれる組織体制にしたいという想いから、運営組織である SOCPLSDO 及びChres Village School and Orphanage の設立を行動に移す決意をいたしました。
SOCPLSDO そしてChres Village School and Orphanage には49名の孤児たちが暮らし、近隣地域に住む365名の子供たちとともに、外国語の教育を始めとした授業を受けており、学校用品や文具などの提供も受けています。
シェムリアップは世界的に名を知られた観光都市ですので、もし子供たちが良い収入を得ることが出来る仕事につきたいと思うのならば外国語の習得が必須と言えますので、私たちの家族は子供たちの将来にとって一番必要なことはやはり教育であるとの想いから、この組織を立ち上げることにいたしました。私たちは彼らが将来よい職業につくことが出来て、それが少しでも彼らの暮らしに役立つことを願っています。
最後になりましたが、この手紙を最後まで読んでいただいた寛大な心を持たれた皆様方、どうか私たち家族とともに子供たちに教育を与える活動にご参加ください、そして共により良い世界を築いていきましょう。 


